真っすぐに道を進めるということ



仕事がない。
特に昨年度から付き合いのあったお客さんの案件の失注がかなり響いている。

昨年度、新規に担当しかなり苦労したお客だったけど、ここのお客に食い込んで業界に関するノウハウを身に着ければ今後も継続して仕事が受注できるから、と自分に言い聞かせ必死にやっていた案件だ。


昨年で一通りのことを理解して『さぁ今年は!』という局面での失注となりかなり落ち込んでいる。
事業環境的にこれから数年はそのお客から発注が来ることは無いかもしれない。
せっかく去年必死で身に着けたノウハウが無駄になる。(遅くまでやった残業や休日に勉強したことがすべて無駄になる。)

そしてまた新しいノウハウのないお客の案件を探さなくてはいけない。
なんだかなぁ。。


ーー
振り返って見ると自分はそんなことが昔から結構ある。

新しい技術を身に着けても、新しい業界の知識を身に着けても、継続できるような仕事が受注できない。案件に巡り合わない。

結果、色々な領域を浅く広く見て回る感じになる。


IT業界では所謂スペシャリスト(その道の職人)みたいなひとが多くいる。
システムエンジニアと言っても色々なスペシャリストがいるのだ。

・ひたすらJavaの開発だけを行いその道を行く人
・SAPなどの製品にひたすら詳しくなりコンサルティングから導入までできる人
・特定の業務(銀行業務や証券業務)に詳しくなり業界の動向や法律まで語れる人

こういう人に出会うたび、なぜ自分は何かのスペシャリストになれなかったんだろうと思うことが時々ある。

当然本人の努力や先見の明もあるし、日々の姿勢などもあると思う。
じゃあ自分が日々を適当に過ごしてきたかというとそんなわけではない。
その場その場でやるべきこと、身につけなくてはいけないことは必死でやってきた。


たまたまその技術に巡り会うことが出来た。
たまたま人と出会うことが出来た。
たまたま案件が継続し、その業界に詳しくなっていった。

細切れに色々な案件、色々な技術に足を突っ込んできた自分との違いなんてそんなもんなのかもしれない。

その道を突き進むことが出来るのは本人の努力や資質によるものだけど、道があること自体はやっぱり巡りあわせもあるのだろう。



自分が好きな漫画、バカボンドにこんなセリフがある。



一本の道を進むは美しい

じゃが普通はそうもいかぬもの

迷い、間違い、回り道もする

それでええ

振り返ってごらん 

あっちにぶつかり、こっちにぶつかり

迷いに迷ったそなたの道は

きっと誰よりも広がっとる (又八の母)



幼馴染の武蔵が剣豪として名実ともに周囲に認められ出世していくのに対して、中途半端ばかりの冴えない日々を送る又八、、、
武蔵と比較して自分の惨めさや無力さを感じている中、又八の母が死の直前に彼に言ったセリフです。


今振り返ってみると無駄なことをたくさんした。

もっと効率的に生きればよかった。

嫌なことは断ればよかった。

そんな感じで後悔してしまうことが時々ある。

自分は宮本武蔵のような道を極める生き方は出来ない、何かの一流になることはないだろうと悟り始めた今日このごろ。

でも無駄だと思っていたことも自分の血肉になっているのかもしれない、誰かの役に立つ日が来るのかもしれない。

まぁそれならそれでいいか、、と自分に言い聞かせている。


、、、
そんなことより仕事がねぇ。(狂





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