二つの氷河期世代の間に生まれた中州の世代



終電で帰宅。
何もぜず一日が終わるのがもったいないので、とりあえずブログを更新してみる。

今日からインターンの学生が職場に来ていて、ああ就活がもう始まっているのかと、そんな気持ちになりました。

就活の話になると出てくるのは氷河期世代の話。
上司40歳前後にも氷河期世代がいるし、部下30歳過ぎくらいにも氷河期世代がいて、何かと苦労した話は良く聞いてきました。

二つの氷河期世代

一応就職氷河期世代と呼ばれる世代は2世代あって

第一氷河期世代(1993年~2005年卒)
氷河期世代と言えばこちらが本命だろう、バブル崩壊をきっかけに長く不況が続いた影響を受けて就職状況が悪化した時代です。
たしかに従兄や高校、大学の先輩が苦労していたのを近くで見てきました。ドクターまで行っても就職先が見つからない、『ポスドク』という言葉を聞いたのもこの時だった。


第二氷河期世代(2010年~2013年卒)
この世代はあのリーマンショックの煽りをまともに受けた世代でした。『内定取り消し』なんてこともあり、社会問題になっていましたね。
私がいた会社も採用人数が一気にぐっと減ったことは覚えています。サークルの後輩は大学院まで行って研究職を目指してきたのに、結局就職に恵まれずに関係のない職種についていました。『何のために大学院に行ったんだろう。』そんなことをぼやいていた。



ちなみに自分は2006年度卒の学生で、上の世代を見て就職活動は相当苦労すると覚悟していましたが、いざ就職活動を始めてみるとこの時期は求人が劇的に回復し久しぶりの売り手市場と呼ばれていた時期でした。
就活をはじめてみれば、あっという間に第一希望群の会社から内定が出て呆気なく就職活動は終わってしまった。

しかしそんな売り手市場も長くは続かず、その2年後にリーマンショックによる新しい就職氷河期が訪れる。

そう考えると、私のような35歳の世代(2006年度卒業生)は二つの氷河期という濁流の間の中州にポトリと産み落とされたような世代なんだと思う。

取り合えず濁流にはのまれてはいないが、中州という場所故、妙な危機感や緊張感、慎重さは持っている。そんな場所にいる世代なのかもしれない。


時代の巡り合わせってあると思う

当然、氷河期世代でも優秀な人はキッチリ自分の希望をかなえた就職先を見つけているのだから、やはり仕事が見つからないのは『自己責任』と多少なりとも言えるかもしれない。

とくに自分の周りの先輩も後輩も真面目な人が多かったのか、うまくいかなかった就職活動を『時代のせいだ!』、『タイミングのせいだ!』と開き直って言えない人たちばかりだったと思う。

でもね、、、
彼らが言えないなら自分が代わりに言おう。


『タイミング』や『運』ってあるよ。


少なくとも大学の先輩と後輩はいわゆる学歴面での差は全くない。
同じ大学に入学し、同じようにほどほどに勉強し、ほどほどに遊び、そんな大学生活を過ごしてきた人たちばかりだ。

むしろ大学院まで行った人たちは自分よりももっと努力をしてきただろう。

客観的に見て彼らと自分の間に何か能力的、人間的な差はない。あるのはタイミングの違いだけ。

自分が逆の立場だったらと考えると本当に悔しくなると思う。

実際、自分の同期と話しをしても『ラッキーだったね。』とか『危なかったね。』という言葉をよく聞き、少し就活のタイミングがずれていたらどうなっていたか全く分からないという自覚を多くの人が持っている。

そして、『逃げ切ったね。』とか『一生安泰だね。』と言う奴にはついぞ合わなかったなぁ。

多分みんな何となくは気づいてはいるのだろう。

中州の世代は中州にいるのだ。
もう対岸に居て、逃げ切ることが出来る世代ではない。
中州はそのうちなくなると。

いつか自分の世代もあの濁流の中に飲み込まれ必死に泳がなくてはいけない時が来る。
将来のことを考えると少し肌寒くなるのは12月が近づいているせいだけではないかもしれない。



0 件のコメント :

コメントを投稿