キャリアに悩む若手にかける言葉がなかった件


23時過ぎまで残業。
事務所には自分と5年目の若手社員の二人だけ。

直接仕事での関わりはないけど、わりと遅くまで残っている者同士ちょこちょこ夜中に世間話をする間柄になった。

彼は今トラブル案件の対応をしていて、毎日朝早く、そして夜遅くまでいる。
そんな中での夜中の雑談は色々溜まっていたものを吐き出すいい機会なのかもしれない。


自分の能力の無さ、優秀な同期との差、モチベーションの上がらない仕事、無関心な上司、、、そんなことをポツポツと話していた。



彼の言うことはもっともで、うちの会社の特に若手社員はみんな優秀で理解力や頭の回転などには目を見張るものがある。そんな中で彼は他の若手と比べると若干劣る部分はあるかもしれない。(一般的な基準でみれば十分優秀なんだけどね)

それに加えてトラブル案件の対応と十分な協力が得られない体制の中で中々終わりの見えない仕事をしている状況。

色々なことが重なり、少し自信を無くしているような状態だった。



きっと彼も新人で入社して来たときは色々野望のようなものも持っていたのだろう。(知らんけど)

人の役に立つ仕事をしようとか、同期に仕事で負けたくないとか、頼れる・出来る上司になろうとか、、、

でもいくつかの案件をこなしていくうちに少しずつ現実に気づき始める。



自分は同期と比較して劣っているということ。

そしてその差は努力では埋まらないということ。

綺麗ごとだけでは仕事はできないということ。

上司はクソ野郎だということ。

そんなクソ野郎に自分もこれからなるのかもしれないということ。


要約するとそんなことを話していた。




そんな話を聞いて何となく昔の自分のことを思い出す。


新人の時は自分の可能性を信じていた。

20代後半になって厳しい現実と自分の天井に気づき始めた。

そして、30歳を過ぎて現実を受け入れはじめた。

そんな感じだったなぁと。



『腐らずにがんばれよ!』みたいな建前の応援も、『30代になればそんなことどーでもよくなるよ。』という本音の言葉も言えず、『帰ろうか』と二人で会社を出て駅に向かった。



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