誰もがポジションをとっている


前職の同僚と飲んできました。
前の会社ではついこないだまでリストラを断行していて、その時の話を色々聞くことができました。一通り話を聞いた後でおもむろに彼は切り出しました。


俺は今の会社に希望は持っていない、将来的に事業は縮小するだろうし、リストラも加速していくと思っている。


転職は考えないの?と聞いてみると彼はこう続けました。


でも俺は辞めない、60代まで働くつもりなら転職も考えるが、あと10年働ければある程度資産の目途がつくから、その後はリストラでも倒産でも好きにすればいい。
その視点で考えると倒産も、外資の買収も、リストラも、今の会社はあと10年はギリでもつと思っている。だから俺はそういうポジションをとっている。



煙草を吹かしながら意識高い感じで語っていましたが、要は会社にしがみ付いて逃げ切る気満々ということです。

ただ、これはこれでありな考えだな、、、と思いました。

彼の判断は単純に盲目的に会社にしがみ付く、転職するのではなく自分の置かれている事業環境や能力、目標、リスクを正しく認識したうえでの判断だからです。(だから彼はポジションを取っているという表現をしたのでしょう。)

5年後の事業環境が厳しければ今の会社にはいない。
自分の能力が高ければ転職をしている。
60歳まで働くつもりなら職種を見直している。

総合的に判断したうえで今のポジションを取っている、そういことです。
最後に、彼はつづけました。


逆に定年まで働くつもりで今の会社に残り続けている30代の連中の気が知れない。現状維持をしてリスクを取っていないつもりなんだろうけど、今の会社に残るというポジションを取っている以上、何かしらのリスクをテイクしていることになるのにそこに気づいていない。いや気づいているのかもしれないけど向き合おうとしていないのか。。。



投資の世界で使うポジションという言葉ですが、よくよく考えると投資に限らず資本主義社会で生きていく以上みんな無意識のうちにポジションを取っているということです。何もしないということも、ポジションの一つであること、変化の小さい時代では意識することはありませんでしたが、時代の変わり目である今は自分がどのような考えで今のポジションを取っているかということは意識したほうがいいかもしれません。


サラリーマンにはサラリーマンの、
公務員には公務員の、
フリーランスにはフリーランスの、
専業主婦には専業主婦の、
セミリタイアラーにはセミリタイアラーの、

それぞれのポジションがある。



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