人間がシステムに合わせる時代


客先でシステムの提案をしています。
自社製品を導入するための要件確認をしているのですが、お客様からのシステム改修要望に対応すると予算オーバーする可能性が高く、基本的にはお客様の運用をシステムに合わせてくださいという方向で仕様誘導をしています。

これってわかりやすく言うと、システムのためにあなた達の仕事の仕方を変更してくださいという意味です。本来は仕事のためにシステムを作るのですが、最近はクラウドサービスの発達もあり、仕事をシステムに合わせるという案件が増えているように思えます。

簡単な翻訳システムを例にして考えてみる

例えば以下のような翻訳システムがあるとします。

・標準の日本語→英語の翻訳は完璧にできる。
・沖縄や北海道のような方言を含む言葉は正しく認識できない。

このシステムを導入するとき、運用を優先する場合は

『方言対応が出来ていないから翻訳システム導入するのはやめましょう。』
『追加の費用をかけて方言対応の改造をしましょう。』

になるのでしょうが、運用をシステムに合わせる場合は

『システムの認識できる言葉だけを話すようにしよう。』
『あなた達は標準語のみ話すようにしてください。』

と人が合わせることになる感じです。

運用をシステムに合わせるってそういうイメージ。

社会が均一的でパターン化していくのかもしれない

システムは基本的に、決まりきった処理が得意のため、パターン化された動きと相性がいいです。(汎用AIのようなものが登場すればまた別ですが。)

つまりシステムを最も効率よく使うためには、私たちの仕事を如何にパターン化させるか、例外事項を少なくさせるかということが重要になります。

各企業の業務プロセス(会計なり、販売なり)レベルではそのような動きがすでに進んでいます。当然、社内の業務でしたら業務改善、命令のもといくらでも変更はできるとは思いますが、同じように人がシステムに合わせるという考え方が、我々の日常生活にまで及んでいく可能性がないとは言い切れません。

とにかく均一的でパターン化させる社会になっていくのかもしれない。
必要となればそうなるのだろう。(マイナンバーだってそんな面も感じられる)

より効率的に国民を管理するために法律で規制して、均一化させる、識別しやすくする、行動をパターン化させる。

管理社会が加速すればそんな未来が待っているような、待ってないような。








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