遍路42日目 ツンデレお四国

遍路42日目、朝の7時頃に宿を出発する。今日は84~87番を回る予定だ。明日最後の札所、大窪寺に到着する。今日はまだ雨は降っていないがいつ降りだしてもおかしくない天気。ザックにカバーをつけたまま歩く。高松市内を眺めながら歩いていく。普通に都会だ。
今日は最初に打つ予定の屋島寺が見えてきた。あの山を登っていく。
最後まで攻撃の手を緩めない。山山山攻撃である。まぁまぁきつい登り坂を上がりきり八十四番札所、屋島寺に到着。



寺の名前にもなっている屋島という場所は源氏と平家の戦いの舞台となった場所らしい。それらにまつわる史跡が色々ある。

屋島寺からの眺め、次の八栗寺はあの山の上だ。つまり、また山登り(白目)。。。
昨日の雨の影響でぬかるんだ山道を下山していく。普通に傾斜もきつくて滑るので危ない。本当にドSな四国だ。
そしてついにズルッと足を滑らせ、『ステン』と尻餅をつく。そのまま滑り台の要領でズルズル坂道を下って行く。この旅初めて転んでしまった。。。幸い怪我もなく財布や携帯も無事だったがズボンのおしりにぬかるんだ泥がついてグシャグシャに。あうー、とその場にうなだるれる。

その後一度下山が完了し、八栗寺がある山へアタックを開始する。ここ実はケーブルカーがある。雨もまた降りだしてきた、弱った心が甘い誘惑に、、、



全く駆られない



雨?電車?バス?ロープウェイ?ケーブルカー?そんなことではもう自分の足は止まらない。朝起きて飯食って歩く。そんな生活を40日続けてきた。そこまで歩くことが体に染み着いてしまった。

一気に山道を登りきり八十五番札所、八栗寺に到着する。


その後雨足はますます強くなる。雨雲レーダーを見る限りだとあと一時間は止む気配はない。後の寺も控えているのて行くしかない。
お遍路で実感した当たり前過ぎる真実がひとつある。それは『歩かないと終わらない。』ということだ。

プロジェクトメンバーが助けてくれる訳ではない、タイムアウトがあるわけでもない、セットポイントがあるわけでもない。とにかく終わらせて今日の晩御飯、寝床にありつくためには歩くこと以外無いのだ。簡単な事だが体験しないと気づかない事実。

雨が弱くなったころ、八十六番札所、志度寺に到着する。


ここのお寺では地元のおばちゃんからクッキーのお接待を頂く。『もうすぐ結願だね。』と嬉しそうに話しかけてくれた。雨もあがっていた。

ここをきっかけに次の長尾寺まで色々な人に話しかけられた。工事現場で交通整理をしているおっちゃん、農作業をしているおじいちゃん、犬の散歩していたおじいちゃん。みんな結願が近いことを知っているのだろう、暖かい言葉を頂いた。そして明日は晴天らしい。


あれ、四国がデレはじめた。


まるでマラソンのゴール直前の応援を受けているそんな元気の出る言葉ばかりだった。

八十七番札所、長尾寺に到着する。

そしてここでも沖縄兄ちゃん達と再開する。35日目以来の再会である。気づいたら坊主になっていた。
『ついに出家したのか?』とかそんな冗談を言い合い笑いあった。ここまできた達成感に満ちた表情をしている。

そして今日の宿に到着。20代のマッチョお遍路さんが一人の宿泊していて、彼も明日で結願の予定だ。(初めて見る顔だ。)ビールを飲みながらお互いのこれまでの話で盛り上がった。


歩行距離:29km
霊場:屋島寺、八栗寺、志度寺、長尾寺
宿:ながお路

自分は結願後、お礼参りで一番に戻る。 



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