遍路21日目 再会の日

遍路21日目、宿で朝食をとった後ご主人のコレクションの掛軸を見せてもらう。恵果(空海の師匠)がいた西安の青龍寺に関する掛軸がたくさんあった。『虚往実帰(むなしく往きて、みちて帰る)』と書かれた掛軸が目に留まる。

今日は足摺岬をぐるっと一周し、50km先の延光を目指す。中継地点で昨日泊まったカメリアにまた戻るまでの行程である。25km程度なのでまぁ余裕だろう。

足摺岬の裏側の波は穏やかで時間がゆっくり流れている。

途中で見つけた食堂で鰹の刺身を食べる、おそらく高知で食べる最後の鰹かもしれない。
昼食後また歩き始めるが、ここで立て続けて再会を果たす。一組目は荷物20kgさんだ。これからは金剛福寺を打ちに行くところだった。(だいぶ疲れた顔、、)

ひとしきり話(この3日間の雨は野宿組には相当堪えたらしい。)をしたら、ようやくすっきりした表情で金剛福寺へ向かっていった。

この感じだとまた追い付かれるだろう。



二組目はスイスから来ている中年夫妻だ。三日目くらいからちょこちょこ見かけていたがここ一週間くらい見ていなかった。先日の雨で足止めを食っていたらしい。粘り強く続けていて嬉しい限りだ。

そして今日の宿カメリアに再び戻ってきた。女将さんが『お帰りなさい。』と迎えてくれた。一昨日食べたカレーと同じカレーをまた食べる
そしてここで今日最後の再会を果たす、8日目に会ったチリ人のソリだ。明日、金剛福寺に向かうと言っていた。てっきり先に行っていたと思っていたが雨で少しずつしか進んでいなかったようだ。

両足のマメがが中々痛々しかったが、まだ心は折れていないようだった。
またまた明日は泊まる場所がないと騒いでいた。中々成長しない女である。

しょうがないと、カメリアのご主人と一緒に明日のソリの宿探しを始める。

なんだろう、、、
限らた休日の中での旅行ならきっとこんなことは面倒臭いと思ってしまうのだろうけど、今は少し楽しんでいる自分がいる。

特に急ぐ理由もない自分のペースで気ままに過ごせる旅だからこそ、きっとこんなイレギュラーなことも楽しめているのかもしれない。


3人でワイワイ話をしていたらあっという間に時間が過ぎて行ってしまった。


長くて苦しい足摺岬がようやく終わった。
ずっと降り続く雨に苦しんだ、退屈な道に心が折れかけた時もあった。

でも、同じ目標に向けて歩いているお遍路さんにたくさん再会できた。
宿のご夫婦に元気を分けて貰えた。

足摺での遍路は本当に思い出に残るいい時間を過ごすことができた。


歩行距離:26km
霊場:なし
宿:カメリア



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