風が吹けば何が儲かるか?


こんばんは
人間一人でできることなんて大したことないと実感している今日この頃です。
経験にしろスキルにしろ多くのものが足りていません、、はぁ。

経験とは因果関係の分析結果

私たちが仕事にしろ、投資にしろ結果に影響を与える要因の一つに『経験』というものがあります。自分が過去体験した情報をもとに因果関係を分析し、結果を予測することでパフォーマンスを高めてきました。個人にしろ、組織にしろ『経験』の蓄積と読みとき方はとても重要なものでした。

・この開発言語を使うシステムはこういうバグの傾向がある
・この時間帯はシステムの性能が悪化しやすい
・この時期はこの製品が売れる
・円安になると日経平均があがる
・高配当株は下落相場に強い傾向がある
・利上げをすると株価が下がる

などなど、

これってシステム的な言い方をすれば過去データのインプットと相関の分析結果ということだと思います。当然インプットとなるデータの量が多ければ多いほど、分析するスピードが速ければ速いいほど、パフォーマンスは大きく向上します。

つまり現代社会での解決策としてはビックデータ技術によるデータの蓄積と人工知能によるデータの分析、予測ということでしょう。



風が吹けば桶屋が儲かるの真偽

有名な諺ですね。
ざっくり解説すると以下の因果関係のようです。(from Wikipedia)

  1. 大風でほこりが立つ
  2. 土ぼこりが目に入って、盲人が増える
  3. 盲人は三味線を買う(当時の盲人が就ける職に由来)
  4. 三味線に使う猫皮が必要になり、猫が殺される
  5. 猫が減ればネズミが増える
  6. ネズミは桶をかじる
  7. 桶の需要が増え桶屋が儲かる

まぁ多少無理やり感はありますがこの諺の前提として江戸時代という背景があります。
なので当時はこの因果関係が正しくて桶屋が最終的に儲かったとします。

つまりこの時代に生きていた人は風が吹けば桶屋が儲かるということを長い年月をかけて経験的に知っていたわけです。

もし、この時代の人たちが今の時代でも生きていたら、『風の強い地域で桶屋を出店したろ!!』という経営判断をするかもしれません。

当然今の時代ではそんな因果関係あるはずもありません。


人の経験はコンピュータに勝てなくなる

おそらく、コンピュータ(ビックデータ&人工知能)で相関を分析すれば今の時代に風と桶の相関などないという結論になると思います。(やってないから断言はできないけど)

なぜなら環境が江戸時代と大きく違うからです。
医療が発達して盲人にそもそもならないだろうし、盲人は三味線を弾かないし、猫が減ることもないでしょう。当然コンピュータは大量のデータを分析し瞬時に風と桶の収益に相関はないという判断を下すでしょう。

上記の話は極端な例になりますが、人の経験とコンピュータが導き出す回答は時として大きなギャップを生みそれはとても冷徹に、シビアに見えるときがあるかもしれません。

ただどちらが正しいかといわれると残念ながらコンピュータが正しい結論を導きだすことになっていくのでしょう。
インプットとなる情報の量と質が大きく違うからです。

より大量で、より最新で、より複数のパラメータで分析が可能のため回答の精度が人のそれとは比較にならないからです。
『風が吹けば桶屋が儲かる』みたいな経験論から
『風が吹けばゼネラル・エレクトリックが儲かる(原油高・ドル安局面に限る)』などの分析までしてくれるかもしれません。


今の時代、風が吹くと何が儲かるのでしょうか?




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