米国大使館のエルサレム移転は結構やばい


こんばんは、画像はエルサレム@イスラエルです。
手前の壁がユダヤ教の聖地『嘆きの壁』、奥の金色のドームがイスラム教の聖地『岩のドーム』です。一度訪れてみたいですね。

エルサレム問題をご存知ですか?

昨年は北朝鮮がポコポコミサイルを発射して東アジアは緊迫しておりましたが、実は中東でもっとヤバい事態になりかねないことが起きてました。

舞台はイスラエルの首都(??)、エルサレム。
きっかけはお騒がせ大統領のこの人。


このお方、以下のようなことを発表したようです。

ドナルド・トランプ米大統領は6日、ホワイトハウスで演説し、エルサレムをイスラエルの首都と認めると正式に表明するとともに、米国大使館をエルサレムに移転するよう国務省に指示したと明らかにした。WSJ:2017/12/07

なんとなくニュースで見て『ふーん。』くらいにしか思っていませんでしたが、色々調べてみるとこの問題、世界大戦に発展しかねないやばい問題のようです。


聖地エルサレムが抱える事情

まずこのエルサレムという都市、実は3つの宗教の聖地になっているのです。

①ユダヤ教の嘆きの壁
エルサレム旧市西境の城壁の一部でユダヤ教では
ソロモン神殿の城壁の跡と伝えられ、聖なる場所とされています。


②イスラム教の岩のドーム
イスラム教の創始者ムハンマドが昇天されたといわれる場所、
こちらもイスラム教徒にとっては聖地とされています。


③キリスト教の聖墳墓教会
キリストの墓があるとされる場所に立つ教会で
ゴルゴダの丘はこの場所にあったとされています。


単純に観光として巡るならかなり魅力的な都市ですが、そこに住む人々にとっては決して相容れない人たちと隣り合わせの生活が日常となっている、そんな都市です。

そんな聖地エルサレムを持つ国イスラエルとはどのような経緯で生まれた国なのでしょうか?


イスラエルとパレスチナ

イスラエルという国を語るうえでパレスチナ問題は避けて通れません。
この国、1948年にユダヤ人による国家として誕生しますが、実態は同地域内にアラブ人が住む地区(パレスチナ自治区)と分割されています。
(歴史的背景は話し出すと結構壮大になります。)



つまり構図でいうとユダヤ人(ユダヤ教)VS アラブ人(イスラム教)が長い間続いている非常に難しい地域なのです。

そこにそれぞれの宗教の聖地であるエルサレムが絶妙な場所に存在しており、イスラエル、パレスチナ両方がエルサレムを首都として主張しているわけです。

ちなみに国連はエルサレムをイスラエルの首都と認めておらず、デリケートな問題なだけに明確なスタンスと取って来ませんでした。なので各国の大使館は事実上の首都テルアビブに集まっていたのですが、米国がついにイスラエルの首都はエルサレムだと公式に認定したわけです。


政治問題が宗教問題に変わる

エルサレムがイスラエルの首都と認定されるということはつまり、アラブ人からするとイスラム教の聖地をユダヤ人(ユダヤ教)の連中にとられるということになります。

それだけでは済みません、ユダヤ教徒の悲願として嘆きの壁の神殿の再建があり、実際にすでに神殿の設計図なども作成しているようです。

第三神殿の構想図
ユダヤ教徒達は神殿を再建したいようです。


そしてその神殿を再建する場所があの『岩のドーム』がある場所らしいです。
神殿再建には岩のドームが邪魔だ、エルサレムは米国も認めたイスラエルの首都なのだから神殿再建のために岩のドームを破壊すべきだ。

そんな事態になりかねません。

信仰が薄い日本人ですら伊勢神宮を潰されて別の宗教施設ができれば当然激怒すると思います。ましてやあのイスラム教徒だったら怒りは図り知れません。

世界中にいる16億人以上といわれるイスラム教徒達が激怒し、大戦に発展するそんな可能性するらあるトランプ大統領の発言、今後の中東情勢の火種になる可能性が大いにあります。



イスラムの聖戦(ジハード)
エルサレム問題は全イスラム教徒を敵にする
大戦に発展する可能性もあります。



2 件のコメント :

  1. こんばんは。
    私も今回初めてシステム開発プロジェクトに携わった身として、率直な心のうちにうんうんと苦い思いで頷きつつも楽しくかつ参考になるなぁと拝見してます。
    プライムとして大きなプロジェクトを無事カットオーバーできた訳ですが、結果的に外部比率が高く無形資産として社内にあまり財産が残らなかったような気がしてます、残念ですが。

    ところでこちらの件ではイスラエルに勤務されていたご経験のある馬渕元大使が興味深い見解を示されており私も支持させていただくところです。後半のほうで話題にあがりますので、よろしければご参考にどうぞ。
    https://m.youtube.com/watch?v=_xQgBo8ix0U

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    1. >結果的に外部比率が高く
      →こちらの弊害は私も色々思うことがあるので別途記事にしたいと思います。

      動画についても参考になりました。
      逆に、中東が安定するという見解もあるのですね。
      本当にどうなることやら、、です。

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