働き方改革の皺寄せ



こんばんわ
PJの状況が芳しくありません。
残業が止まりません。
そんな中、ブログを更新しています。(←バカ)


電通の過労死事件を切っ掛けに残業に関する規制がどんどん厳しくなっています。
悪質な企業は厚生労働省が実名で公開するなどの処置もしており、さすがに漆黒のブラック業界であるIT業界も規制の波が広がっています。

自分の会社、協力会社を含め各社独自の残業規制ルールがあります。
・一カ月の残業は60H以内
・二カ月連続で80Hを超えてはいけない
・休日出勤をした場合は必ず代休を取る
・土日連続で休日出勤をしてはいけない   etc

開発メンバーの残業時間の上限値とPJの進捗状況を考慮しながら何とかPJを回そうとPJリーダーは頭を悩ませています。

ほんの5,6年前までは当たり前のように徹夜して仕事をしていましたが、そのような働き方は相当難しくなりました。。。

そう、『難しくなった』だけで不可能なわけではないのです。

結局残業を付けない、仕事を家に持ち帰るという人がどうしても一定数存在してしまうのです。(自分もですが。)

決して、長時間残業や徹夜で仕事をすることを肯定しているわけではないのですが、仕事がらどうしてもシステム開発とういう仕事は個人の属人性が高い仕事になります。

この開発言語はAさんにしかわからない、この業務はBさんにしかわからないなど、代えが利かない部分というものがどうしても存在します。

そこに残業規制がはいり、仕事ができなくなった場合は取りえる対策としては『誰か代わるしかない』ということです。

当然、問題PJの場合はそのような人が続出していくわけです。。

Aさん、Bさん、Cさんは『もう残業ができないので進捗は間に合いませんん。』と報告をしてきます。

しかしPJリーダ(自分もですが)はお客様に『残業規制のため納期に間に合いません』と報告は出来ないわけです。

つまり自分が遅れている進捗を補うとか、追加で人の補充の調整をするなど責任者への負担が高くなります。(属人性が高い仕事ほどリカバリは難しいです。)

ある意味、ひどい言い方をすれば『残業時間を盾に』自分の仕事を途中で放りだす人も出て来てしまうわけです。その結果、本来はPJメンバーで分散できた負荷が特定の人に重くのしかかることになります。特に責任感が強く正直に報告できない人ほどそうなりがちです。

残業を減らす取り組みが結果的に特定の人の残業を増やしてしまうことになるのです。

このような事態を防ぐためには最初のプロジェクトの体制を厚くするということにつきます。つまり見積もり上、10人必要な開発プロジェクトがあったら残業等のリスクを考慮して13人の体制で臨むということです。

でも実際は、10人必要な開発プロジェクトで9人しか人を入れないという状況になっておりこの状況が改善されない限り負荷を減らすことは出来ない訳です。

理由は簡単、13人で開発をすると利益が出ないから。
本来は13人で開発をして利益が出る構造に会社や事業環境を変えなくてはいけないのにそこの改革は進まず、残業制限だけが課せられるため特定の人に負荷が集中する矛盾が発生してしまうわけです。
そんな状況ではその企業の先も見えています。

今後はきちんとした体制が作れる企業、そしてそれでも利益が出せる仕組み、魅力的な製品を持っている企業が生き残り、昔ながらのブラック企業体質の企業は消えていく未来が待っていそうです。





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