タカタ上場廃止だってよ

日本株については特に投資をしていませんが、時々網を張る企業がいくつかあります。ちょっと前までは東芝も対象でしたが、あまりにもひど過ぎるので辞めましたけど。上場廃止になったタカタもそんな企業の一つでした。


説明するまでもないですがタカタは自動車メーカー向けのエアバック、シートベルト、チャイルドシートなどを製造している部品メーカーです。
ここでは不祥事の原因分析や社内のリスク管理、経営判断云々などの話は置いといて投資的な観点で振り返って見ようと思います。


株価のチャートです。(google finance)
リコール問題は2008年ごろからあったようですが、個人的に網を張りだしたのは2015年ごろからでした。チャンスを伺っていましたが最後までエントリできず、そのまま着地となりました。



売上高の推移です。
売上高を見れば本当に大手企業ですね。
これだけの規模の会社が倒産するわけですから、やはり個別株に手を出すことの危険性は十分に認識しないといけませんね。



営業利益
直近まで利益は出ているんですよね。
本業ではひとまず利益は出せていたということですね。製品が売れて、原価内で事業ができていたということです。

倒産の直接的な原因は主力商品のエアバックのリコール費用(1兆円以上)のようです。品質問題の不祥事のインパクトは半端じゃないですね。


時々発生する個別株の暴落。
リカバリ狙いの投資をする際に自分が意識している点がいくつかあります。どれも当たり前のことですが。


1.網を張る対象がどうか
基準としては暴落前の価格から50%程度まで下落した企業に対して網を張ります。新聞やネットのニュースで大きく取り上げられ始めたらぼちぼち気にします。そこまで下がらない企業は基本的には見逃しで構わないと割り切っています。

2.なぜ暴落したのか
下落が発生した要因について個別に確認をしていきます。基本的には企業個別の問題が大きいと思います。

・品質問題の不祥事
・会計問題の不祥事
・業績悪化(単純に製品が売れなくなった)
・相場環境(リーマンショックなど)


3.回復する見込みはあるのか
ここが一番重要です。

・品質問題の不祥事では影響範囲が限定的なのか、原因究明がすでにできているのか、リカバリ策があるかを総合的に見て考えます。タカタの場合はそもそも原因究明がしっかりと出来ていないようでしたので、ここでアウトでした。
東京電力の場合は福島の影響範囲が測定不能のためこちらもアウトですね。

・会計問題の不祥事ではそもそも利益がきちんと出ている会社なのかどうかをきちんと確認します。東芝の不正会計ニュースが出た後、正式な決算を注目してましたがあの様なので結局アウトでした。昔のオリンパスの様な事例があれば狙いたいところですね。

・業績悪化のパターンだと、じりじりと力なく下げていくので基本的には回復は厳しい、時間が相当かかると思われます。不採算部門の売却やリストラ等の情報がない限り基本的にはこちらも見送りです。目の付け所をシャープにです。

・相場環境の問題は基本的に関係のない優良企業も大きく下げるのでこちらはねらい目になると思います。基本はインデックスに追加投資をしますが、個別に大きく下げている場合は狙うつもりです。

4.悩んだら行くな
最後に、上記のことを考えた上でそれでも確信が持てないような場合は基本的にエントリしません。なので結局殆ど行きません、あくまでも損をしない投資が目標なので『空振りの三振』ではなく『見逃しの三振』で行きましょうということです。

タカタのエアバックの仕組みとは少しずれますが、IT化に伴いあらゆる製品が内部的にソフトウェアを実装した製品に変わりつつあります。
プリウスなんてもはや走るソフトウェアと呼んでもいいのではないでしょうか。自動車の制御が人の操作とハードで行うのではなく、ソフトウェアが自動で判断してハードを制御する仕組みにどんどん変わっています。

ソフトウェア業界で働く身としては時々『なぜ、このような動作になるか分からない。』という事象が発生します。ひどい場合は作った本人もわからない場合もあります。
解決できない品質問題が今後発生したらその時、優良企業が一瞬で破綻する光景がまた繰り広げられるかもしれません。
明日は我が身です。。。



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