文系でSEを目指す就活生にクギを指しておく



新人配属の時期になりました。
うちの部署でも研修を終えた新人が配属され、慣れない電話対応などに悪戦苦闘しながら日々業務に取り組んでいます。

毎年何人か文系のSEが採用されています。比率は感覚的には理系:文系で2:1といったところでしょうか。彼らの中には正直パソコンは殆ど触ったことが無いという人まで時々います。そして思うことが、配属後にモノにならない文系出身の新人が一定数いるということです。(理系でもいますが。)

うちの会社はそこそこ大手SIerですが、それでも開発案件は外注に仕事は丸投げではなく自分たちでバリバリ開発します。協力会社に開発委託で出す場合もありますが、基本的に作業指示は的確に出すように、成果物のレビューは必ず実施するように上司から指導されています。要は開発スキルは必須ということです。

学生時代テスト期間中だけ過去問丸暗記で勉強し、あとは『ウェーイ!』していた人が、いきなりオブジェクト指向だのMVCモデルだの、デザインパターンだの訳のわからない世界に朝9時~夜21時(場合によってはそれ以上)まで放りこまれる訳です。

いいですか?
文字通り朝から晩まで、週5日間(場合によってはそれ以上)それを続けるわけです。
必死に覚えた言語やミドルウェアの知識もプロジェクトが変わればまた別の知識が求められるわけです、そしてその知識も3年、4年程度で陳腐化していくわけです。

キャリアが安定するまでの新卒~5年目くらいまではこの状況が続くわけで結構な割合でギブアップしてしまうSEがいます。(私は理工情報系でしたがそれでもつらかったです。)

そのような光景を見て思うことはどちらかというと彼らの『能力』の問題ではなく『自覚』や『覚悟』の問題に思えてくるのです。

理系はたいてい授業でプログラミングの基礎を必須で学習しており、少なくともプログラミングが生理的に合わないということはないであろう、また技術革新の速い業界のため常に勉強が必要な仕事であろうというある程度の『自覚』と『覚悟』をもって入社してきます。

対して文系の学生は『SEってかっこいい、文系でもなれるっていうし』とか『この会社ネームバリューがあるから』とか『営業職はやだな』などといった志望理由の学生がSEの仕事の具体的に必要なスキルや仕事の辛さなどを深堀しないまま入社してまうことがあります。

情報として知っているだけの人と、多少なりとも体験している人の間には大きなイメージの差があります。
その差がそのまま配属後の差につながっている気がします。

何も考えず入社してきた新人でも適正のある人はグングン頭角を現しますが、適性のない人は悲劇としかいいようがありません。

仕事のイメージができない文系学生はまず、基本情報処理技術者の勉強から始めてみることをお勧めします。私は資格至上主義でないですが、基本情報の勉強が生理的に苦痛を感じる人は少し考えを改めたほうがいいかもしれません。いままで文系の学生が学んできた学問とはかなり異質のものになるので、ある程度の適正はわかる気がします。

折角の新卒カードなのですがから、有効に活用してほしいところですね。
次回は採用側の問題も書いてみようと思います。




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